日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 異世界食堂 1 / 犬塚惇平 』 ヒーロー文庫

【あらすじ】

オフィス街に程近い商店街の一角、犬の看板が目印の雑居ビルの地下一階にその店はある。
猫の絵が描かれた扉の食堂「洋食のねこや」。
創業五十年、オフィス街のサラリーマンの胃袋を満たし続けてきた。
洋食屋といいながら、洋食以外のメニューも豊富なことが特徴といえば特徴なごく普通の食堂だ。
しかし、「ある世界」の人たちにとっては、特別でオンリーワンな一軒に変わる。
「ねこや」には一つの秘密がある。
毎週土曜日の店休日、「ねこや」は“特別な客"で溢れ返るのだ。
チリンチリンと鈴の音を響かせやってくる、生まれも、育ちも、種族すらもばらばらの客たちが求めるのは、世にも珍しい不思議で美味しい料理。
いや、オフィス街の人なら見慣れた、食べ慣れた料理だ。
しかし、「土曜日の客たち」=「ある世界の人たち」にとっては見たことも聞いたこともない料理ばかり。
特別な絶品料理を出す、「ねこや」は、「ある世界」の人たちからこう呼ばれている。
―――――「異世界食堂」。
そして今週もまた、チリンチリンと鈴の音が響く。

 

 

【感想】

6巻購入を機に、2015年から積んでいた1巻(~5巻)を発掘。

周囲の評価が高いのも納得の飯テロ小説だった。

出てくる料理はどれも(私たちにとっては)身近な料理なんだけど、異世界の住人からは未知で美味なる極上の味だと絶賛されていて、読みながらすべての料理を食べたくなる。

週末は角煮にしようかな…(笑)。

 

お店を訪れるお客さん同士の思わぬ繋がりが面白いし、個人的には某砂漠の国の王子の恋の行方なんかも気になる。

西の大陸と東の大陸でめちゃめちゃ距離が離れてるのに、どこで見初めたの??って、本人たち以外は不思議がりそう。

小人一族と妖精一族の異種間交流なんかも、イラスト的に見てみたい。