日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい 2 / 一色孝太郎 』 アース・スターノベル

【あらすじ】
ついに断罪イベントが発生!
目論見通り、アナスタシアの代理人となり、カール王子ら5名を降したアレン。
ラムズレット公爵家の後見もあってか、エイミーたちは大人しくなり、平和な学園生活&アナスタシアの信頼を手に入れたかのように思われたが――?


【感想】
ゲームに登場すらしない町人Aに転生した主人公。
母の住む街と悪役令嬢を救うため、8歳の頃から地道に準備をし実力をつけ、学園の生徒となる。
そんな彼の目の前で、とうとう断罪イベントが発生するが……。

めちゃめちゃいいトコで終わった1巻からの続き。
権力に物を言わせ、ムリヤリ決闘に持ち込む王太子が気持ち悪いやらムカつくやら。
サクッと暗殺したくなっちゃうわ。
謝罪後の態度で約2名は正気に戻るかと思ったんだけど、まだ腰巾着してるってことは、そっちにつくことを選択したんだろうか。
戻れるうちに戻っておいで~。

後半、自分も転生者だと知らせちゃったのはホント下策だったよなぁ。
主人公と悪役令嬢を排除するために、国を売って戦争を起こした馬鹿たれどもに、きっちり制裁を加えて欲しい。

廃人になってしまった悪役令嬢ちゃんが痛々しいので、早く元に戻って欲しい。
一旦キュッてして、身代わりの指輪で生き返ったら正気に戻ってる……とかはダメかな?(笑)
あとがきに『最終章となる次巻』とあったので、ザマァ&ハッピーエンドに期待したい。

初回限定のSSペーパーは『マーガレットの冬休み』。
今回もマーガレット視点で、領地に悪役令嬢ちゃんと主人公が遊びに来るお話。