日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 medium 霊媒探偵城塚翡翠 / 相沢沙呼 』 講談社文庫

【あらすじ】
死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。
心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。
証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。
だがその魔手は彼女へと迫り――。
ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!



【感想】
大学時代のサークルの後輩に頼まれ、霊媒の元を尋ねた推理作家の香月。
そこで出逢った美しい霊媒翡翠と共に、殺人事件の解決に乗り出すが……。

単行本が出た時に話題になり気になっていたので、文庫化したこの機会に購入。
連続殺人鬼の正体については、インタールードⅠで犯人の名前が出た段階で、きっとこの人だな……と見当がついてしまったが、それ以外の事件では犯人当てを楽しめた。

先生と一緒に捜査をする時の翡翠、連続殺人鬼を前に真相を明らかにする翡翠、部屋に閉じこもって泣く翡翠……と、彼女のいろいろな顔が見られて面白かった。
読み終わってから表紙を見ると、この表情や雰囲気にも納得。
しかし、プリンを10個近くドカ食いしても、彼女の美貌に1mmも影響しないし、太ったりもしないんだろうな。
なんて羨ましい……(笑)。

単行本で出ている2作目も、文庫化をのんびり待とうと思う。