日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 前世は剣帝。今生クズ王子 1 / アルト 』 アルファライト文庫

【あらすじ】
かつて〝剣帝〟と讃えられた一人の剣士がいた。
戦いの日々の果てに自ら死を選んだ彼は、ディストブルグ王国の第三王子、ファイ・ヘンゼ・ディストブルグとして転生する。
前世での生き様を疎み、今生では〝クズ王子〟とあだ名される程のグータラ生活を送っていたファイ。
しかしある日、隣国との盟約により戦争に参加する事に――。
グータラ最強剣士ファンタジー、待望の文庫化!



【感想】
剣を極め“剣帝”と讃えられるも、独り残され最後は自刃した前世の記憶を持つ第3王子・ファイ。
剣を持つことを厭い、ひたすらグータラ過ごすことで『クズ王子』と呼ばれるファイだったが……。

厨ニテイスト強めな俺TUEEE系ファンタジー
左手や邪眼の代わりに前世の記憶が疼き、人との関わりや剣を手に取ることを避ける主人公。
クズっていうからどんなゲスいことするのかと思ったら、クズじゃなくてグータラなだけだった。
14年間ダラダラしてる弟を案じるグレリア兄上がとても良い人だった。
彼が王位を継ぐなら、王国の未来は安泰だね。

どんなに嫌がっても、1度戦場で戦ってしまったらもう元の生活には戻れないよね。
いくら箝口令を敷いても、何があったか漏れることは避けられないし。

2巻は『虹の花』を求めて皆でサーデンスの島行き?
他の人は傷を負っても、グレリア兄上は無傷で帰還して欲しいわ…。