日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 超越者となったおっさんはマイペースに異世界を散策する 5 / 神尾優 』 アルファライト文庫

【あらすじ】
旧知の冒険者パーティと再会したヒイロ達は、彼らと協力して呪術事件を解決する。
しかし、事件の黒幕が去り際に、人間と魔族の関係について謎多き言葉を残した。
一行はその謎を解くため、最強最古の龍のもとへ足を運ぶ。
そこで明かされたのは、ヒイロが持つ二つのチートスキルの驚くべき出自だった――。
不器用サラリーマンの異世界のんびりファンタジー、文庫化第5弾!



【感想】
謎の呪術士により不死の軍勢に襲われた王都。
仲間や【スキル】たちと共に敵を撃退したヒイロは、去り際に敵が口にした言葉の真偽を確かめるため、最古の龍を訪ねるが……。

王都編後半。
あとがきにもあったが、戦闘シーンが割と多めの回でもあった。
某作品で『大賢者』が進化していったように、ヒイロの【超越者】と【全魔法創造】が人格を持って動き出したのにはビックリ。
【全魔法創造】さんのたおやかな動きと優しい話し方をする42歳のおっさんを想像すると……ちょっと怖い(笑)。

千年前の人間たちの行為を見ると、この件は魔族側が被害者っぽいよなぁ。
魔族と和解して、争わずに共に生きる国(世界)が作れたらいいんだけど……。
そのためには、チュウ国やら召喚された勇者やら教会やらを片付けるのが先か。
次の巻で魔族の偉い人とヒイロが出逢いそうなので、そこからいい方向に進むよう期待したい。