『 はたらけ！ おじさんの森 1 / 朱雀伸吾 』 ヒーロー文庫
【あらすじ】
社会現象を起こした空前絶後の大ヒットゲーム『あつまれ! あにまるの森』。
その新作発売日に、行列から離れて買いそびれてしまったサラリーマンがいた。
森進(もりすすむ)・42歳独身、中堅企業総務部に勤務するサラリーマン。
落ち込む進は、「神」と書かれた怪しげなジャージを着た「おじきち」と名乗るおじさんから、見たこともないゲームソフトをもらう。
帰宅しておそるおそるプレイしてみると――ゲームの中にある島にトリップしてしまった。
そこは言葉を話す二足歩行の動物、通称「あにまる」が暮らす不思議な世界・「あにまるワールド」。
戸惑う進の前に再び現れたおじきちが言う。
「今日から皆さんには、この島で楽しい共同生活を送って、エンジョイして欲しいオジ」
おじきちの号令で、おじさんとあにまるとの不思議な共同生活が始まる。
【感想】
大人気ゲーム『あつまれ！あにまるの森』の新作発売日に、トラブルでゲームを買いそびれたおじさんたち。
彼らの元に現れた怪しいおじさんからゲームソフトを手渡されプレイしたところ、謎の島に飛ばされて……。
出てくるゲームが明らかに某ゲームだよね！？なタイトルでハラハラしちゃう本(笑)。
ちなみにそのゲームはDS版のみプレイしたけど、毎日コツコツが苦手なので、気がつけば外は枯れ草室内は埃玉とカサカサ走る黒い悪魔だらけになった思い出が……。
おじさん島がそんなことにならなくて良かった(笑)。
一見ほのぼのなゲーム世界に見えるが、その実この世界でのあにまるたちの扱いが奴隷のようで酷い。
今回、各島に送られた子たちは幸せになれそうだけど、まだ『若者』に虐げられている子たちはたくさんいるので、彼らも早く救われて欲しい。
おじさん＆おじきちたち頑張れ！ ……っていうか、おじきちの本名がムダにかっこいい(笑)。
実はやんごとない家柄の人だったりね～。
2巻は若者との抗争話とかになるのかな？
それとも、他の島の人たちとの交流メインになるのかしら。
シークレットスタンプ大王の木林さんの凄さを、チュンリー以外のあにまるにも認められるエピソードがあるといいな(笑)。
そういえばひとつ気になるのが、スタンプ交換した最初の食器セット。
降ってきた直後はお箸が入っていたのに、2ページ後には無かったことにされて、山太郎さんが作成してた……。
あれは食べる用の箸じゃなくて菜箸だったんだろうか。
ちなみに、封入されていた特典カードによると、秋良の誕生日は1983年3月3日らしいよ！
他の店舗だと違うおじさんのカードなのかな？
