日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 乙女ゲームの悪役なんてどこかで聞いた話ですが 1 / 柏てん 』 レジーナ文庫

【あらすじ】
ある日突然、前世の記憶を取り戻したリシェール。
ここはかつてプレイしていたファンタジー乙女ゲームの世界で、自分はヒロインと対立する悪役に転生。
そのうえ10年後、死ぬ運命にあるらしい。
それだけはご勘弁!と思っていたのだけど……ひょんなことから悪役回避に成功!?
さらには彼女の知らない出来事が次々と起きて、トラブルに巻きこまれていき――?
悪役少女がゲームシナリオを大改変!?
新感覚の乙女ゲーム転生ファンタジー第1弾!!
文庫だけの書き下ろし番外編も収録!



【感想】
5歳の時に魔力を暴走させ、自分が乙女ゲームの悪役に転生したことに気づいたヒロイン。
このまま死亡ENDなんて絶対イヤ!と足掻く決意をしたところ、森に捨てられゲームになかった展開になり……。

全5巻の1巻目。
この作品が柏てんさんの出版デビュー作なのね~と、少々感慨に耽りながら読了(笑)。

5歳児とは思えぬ機転や言動で、何度もピンチを切り抜けるヒロイン。
いやー、保護者のいない子どもにこの世界は過酷だね。
ヒロインを大切にしてくれる人たちと出会って、家族として受け入れられて、2巻からいよいよ物語の本番かな?
早く王子と再会して欲しいけど、ヒロインとの思い出を忘れてたり、(ヒロインを棄てた方の)義母に嘘を吹き込まれてたら嫌だなぁ。

選ぶのは本人だし弟妹を養うのに必要とは言え、あの後リズが彼を受け入れたのかどうか……。
ヤツがやらかした諸々を思うと、たとえ仲良く暮らしてても複雑な気持ちだわ…。