日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 悪役令嬢転生おじさん 1 / 上山道郎 』 ヤングキングコミックス

【あらすじ】
52歳の真面目な公務員・屯田林憲三郎は交通事故に遭う。
気が付いたらそこは学園舞台の乙女ゲームのような世界…。
しかも、校内一高飛車なオーヴェルヌ侯爵家の令嬢グレイスに転生してしまい!?
次にくるマンガ大賞2020コミック部門4位の期待の新作!



【感想】
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したと思われる52歳のおじさんが、お役目を果たそうと悪役っぽく振る舞う……努力はしたけど、どうにも上手くいかず挫折気味なお話。

1ページ目で放射状に広がったモノが何か、一瞬本気で分からなかった(笑)。
縦ロールってこんな風に広がるのか…。

悪役令嬢(52歳公務員♂)による、慈愛に満ちた親目線。
そのうち誰かが某キャラみたいに「聖母だ…」とか言い出しそう。
王子(婚約者)のトキメキポイントはかなりハードルが低そうだが、このまま株価が爆上がりしまくると本当に結婚することになってしまうのでは……。
そうなったら屯田林さんどうすんだろね(笑)。

大変優秀な優雅変換(エレガントチート)。
「大将!おいしかったよー」がめちゃ優雅に変換されてた。
この能力が無かったら、演技力0の屯田林さんは詰んでたな。

意外とアバウトな言霊による『停止』や、主要人物の名前入りカンペ扇子などなど。
要所要所に笑いがあって最後まで楽しく読めた。
私も異世界転生したら、あのカンペ扇子を参考にするわ(笑)。