日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 可愛いだけの無能な妹に聖女の座を譲ろうと思います / あーもんど 』 レジーナブックス

【あらすじ】
優れた容姿の双子の妹を持つ、伯爵令嬢ノーラ。
人々にもてはやされ、我儘に育った妹は、ノーラから何もかも奪っていく。
そんな辛い生活を耐え忍んできた、ある日。
パーティーの最中、妹はノーラに言った。
「ねぇ、お姉様。私に聖女の座をちょうだい?」
聖女はノーラにとって、とても大切な称号。
それすらも奪われるのならば――自分から全て捨ててしまおう。
ノーラはそう決意し、新たな地で第二の人生を始めることにして――?
「私がいなくなったから、祖国が滅亡の危機? でも、もう私には関係ありませんよね?」
祖国を捨てた元最強聖女の復讐劇、開幕!



【感想】
幼い頃から何でも妹に奪われてきたヒロイン。
誕生日プレゼントや婚約者だけでなく『聖女』の地位まで奪おうとする妹やその取り巻きに、とうとうこの国を去る決意をするが……。

うーん…。
何でも欲しがる妹が、あまりにもお馬鹿で心配になるレベル。
両親も同レベルで、そこはせめてクマとウサギを交換だろ!と思わずツッコんでしまった。

ヒーロー弟が出てきた時、きっとこの人は「精霊の国に人間なんかが来るなんて!」とか「人間ごときが兄上を誑かしおって!」とか言ってヒロインを苛めるんだろうな……と思っていたので、何の事件も起こらず逆にびっくりした。
弟くんは何のために登場したんだろうか。
ドーナツ要員?(笑)

とりあえず、ヒロイン不在で滅亡の危機に瀕している王国だけど、初心にかえって地道に頑張って欲しいと思う。
大精霊ももういないし、民族大移動で新天地を探すのもアリじゃないかな。。。