『 前世聖女は手を抜きたい よきよき / 彩戸ゆめ 』 Mノベルスf
【あらすじ】
前世で聖女だった事を思いだしたレナリア。
かつて、聖女が使える聖魔法は、自らの命を削るものだった。
婚約者だった第二王子に横恋慕した令嬢を救うために、前世のレナリアは聖魔法を使い果たして死んでしまう。
幸い、今世では命を削らなくても魔法が使えるように。
そして、レナリアの守護精霊は人気のないエアリアル。
でも……あれ？ もしかして前世の魔法も使える？
もしも聖女だと分かったら王族と結婚！？
もう王族と関わるのは嫌です！
目標は、目立たずまったり学園生活を送る事。
全てに手を抜いて目立たないように過ごそうとするレナリアだが、うっかり目立ってしまう事が多くて……。
そんなレナリアの、手を抜きたい日々のお話。
【感想】
魔力を持つ者は精霊の助けを借り魔法が使える世界。
10歳の誕生日に教会で洗礼を受けたヒロインは、風の精霊の加護を受けると共に聖女だった前世を思い出すのだが……。
たぶん1巻め。
聖女として命を削り人々を癒し、ついには命を落とした前世のヒロイン。
今度は絶対に聖女になんかならない！と、目立たぬ為に美しさを隠すメイクと手抜き魔法で周囲の目を欺け……てない(笑)。
本人は手抜きしたくても、精霊たちが張り切ってるからな～。
どこまで誤魔化しが効くのやら……。
ヒーローポジションの第2王子は“彼”の生まれ変わりなのか？
もしそうでも、前世のことなんて何にも覚えてなさそうだよな～。
いまの魔法技術を確立したのは、自分の聖女を喪った彼なんじゃないか？と思うのだけど、どうなんだろう。
その辺りも含め、真相は次巻以降なのかな。
ちなみに私は、もしも例の毒薬令嬢が転生してたら現世のアホ聖女候補の母親じゃないかと思うんだけど……違うかなぁ。
ウザすぎる聖女候補はそのうちギャフンされますように(｡-人-｡)
