日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ワケあり執事の策略愛 / 山田椿 』 ソーニャ文庫

【あらすじ】
伯爵令嬢のライラは、森で倒れていた美少年サイラスを拾う。
執事として働くことになった彼は、ライラにだけはなぜか横柄で意地悪。
けれど嫌みを言いつつも、いつも彼女の支えになってくれていた。
だがある日、ライラは第二王子の婚約者選びの審査を受けることに。
同行したサイラスはどこか不満げな様子で、二人はあるきっかけで喧嘩をしてしまい……。
「時間をかけるつもりでいたのにな」
情欲を孕んだ声でそう言うと、彼は突然ライラを押し倒し――!?



【感想】
ワケあり執事×伯爵令嬢。

森に倒れていた少年を拾い、執事として迎え入れたヒロイン。
祖父が亡くなったことで傾いていく伯爵家をなんとか立て直そうとするが、危機感のない家族には理解されない。
そんなある日、第2王子の婚約者を選ぶ審査を受けることになり……。

登場人物の病み率が高い!
まともなの、ヒロインぐらいじゃない?
ヒロインに執着して周囲を排除しまくるヒーローもアレだけど、1番ヤバイのは第2王子だよね。
味方でもこいつヤベーって思うし、敵だったら怖いわ気持ち悪いわで大変だったと思う。
お兄ちゃん大好きっ子で本当によかった…。

ていうか、例の授業。
修道院でなんつーコトを教えてるんだ!!ってビックリしたわ。
(本物の修道院じゃなさそうだけど)
他の部屋から夜な夜な聞こえるアハンウフンの声は、扉の向こうで百合百合しい世界が広がっていたのか、それともヒロインやアンバーの侍女と同じだったのか……。