『 婚約破棄された目隠れ令嬢は白金の竜王に溺愛される / 高遠すばる 』 レジーナブックス
【あらすじ】
風変わりな自分の目がコンプレックスの伯爵令嬢リオン。
両親を亡くしてからというもの、その目を義理の家族に嘲られて、ずっと虐げられていた。
さらに、初恋の君の第一王子を義妹に奪われ、婚約破棄された挙句に国外追放を告げられる。
リオンの心は、すでに限界。
――だれか、助けて。
そう呟いた瞬間、リオンは見知らぬ美しい青年に救い出された。
彼は世界で最も強い竜の国を治める王らしく、リオンを「だれよりも愛しい番」と呼んで、慈しんでくれる。
戸惑いつつも徐々に彼に惹かれていくリオンだったが、彼はなにか秘密を抱えているようで――
すべてを失った少女と一途な竜王の、感動ラブファンタジー!
婚約破棄された目隠れ令嬢は白金の竜王に溺愛される (レジーナブックス)
- 作者:すばる, 高遠
- 発売日: 2020/07/30
- メディア: 単行本
【感想】
両親亡き後、叔父夫婦に引き取られ虐げられていた元伯爵令嬢×ヒロインを「番」と呼び愛を注ぐ竜王。
心身ともに日々傷付けられ、義妹に婚約者を奪われたヒロイン。
無実の罪で断罪され国外追放を命じられた時、助けを求めたヒロインの前に現れたのは世界最強と言われる竜たちの王で……。
うーん。
虐待されているヒロインをヒーローが救いだし、溺愛されたヒロインが幸せになる…って筋書きは好きなんだけど、なぜか今回は心に響かなかった。
それなりにザマァもあったんだけどなぁ……。
ヒロインの両親を殺した犯人(←叔父さんなのかしら)やその理由、“人形”から救出された後の王子の行方など、ぽつぽつと解決していない問題が残っててすっきりしなかった。
竜の番が人間以外の生き物で、それが食用の家畜や畑の農作物だったら……って、過去にそんな事例があったのかな。
食べられる前に保護できてたらいいんだけど、間に合わなかったら……・゜・(つД`)・゜・