日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。9 / 竹村優希 』 角川文庫

【あらすじ】
幽霊物件の調査を請け負う「第六リサーチ」の澪(みお)たちが向かったのは、山梨の清里高原
厄介な依頼ばかり持ってくるエージェントの伊原(いはら)に懇願され、別荘で感じる不気味な視線の正体を調べることに。
早速、次郎(じろう)と晃(こう)と共に現地調査を始めるが、澪は相棒の幽霊犬マメが姿を消したままなことに、焦りと無力感を覚えていた。
そんな折、マメに似た気配が――?
跡を追うと、そこは次郎の兄・一哉(かずや)の捜索で訪れた因縁の廃寺で……。
大人気オカルトお仕事物語、衝撃と感動の第9弾!



【感想】
マメが姿を消したことで不安に揺れる澪は、伊原経由で舞い込んだ依頼の現地調査で清里高原を訪れる。
そこは、かつて一哉を探して訪れた廃寺の近くで……。

マメー!
そして市松人形ちゃん、久しぶりー!!
依頼を受けたときは、まさかセレブ娘の別荘調査がここに繋がるとは思わなかった。
東海林さんの“探し物”が見つかったのは嬉しいし、彼らの願いが叶う日が近いのも、本人にとっては喜ばしいんだろうけど……やっぱり寂しいよ…。
次巻が出ても、まだいて欲しいな。。。

澪をそっと寝かせたり、自分も満身創痍なのに澪の意識が戻ったら駆け寄ったり(その後失神)と、次郎さんの過保護っぷりはますますエスカレート。
2人の関係に答えが出るのはまだ先なのかな…?
まぁ、私はマメがいてくれればそれでいいんだけどね(笑)。

最後に入っていた、マメと前のご主人様の短編。
すごく短いけど、すごくいい話だった。
ラストの澪と次郎さんの会話も微笑ましくて好き。
不審者でもいいのよ、だってマメが可愛いんだもの!