『 スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁 / 内藤了 』 祥伝社文庫
【あらすじ】
人気推理作家・雨宮縁。
執筆時、作品ごとに主人公に成りきる姿は多重人格さながらで、憑依作家と呼ばれていた。
寿退社をした恩人の夫の自殺に不審を覚えた雨宮は、担当編集者らを使い、真相を調べ始める。
すると、幸せの絶頂から不幸のどん底へ突き落とされた被害者が続々と浮上、雨宮は犯人を炙り出すため、周到な罠を仕掛け…。
狂気を裁く新クライム・ミステリー誕生！
【感想】
装丁家の主人公。
偶然出会った幸せそうな家族が記憶に残っていたが、次に見かけたのは予想外な場所で……。
シリーズ1作目。
タイトルに『雨宮縁』とあるが、主人公は別の人。
雨宮先生については謎が山盛りなので、次巻でもう少し素顔や素性が分かるといいな。
彼(彼女？)は兄と妹のどっちなんだろう。
足を引きずり気味なのはあの時の後遺症なのかなぁ…。
笑顔と幸せを狩る“スマイル・ハンター”は気持ち悪くて怖かったが、見知らぬ人によって知らないうちに写真がアップされていく例の投稿サイトも別の意味で怖い。
綺麗な人や可愛い子は、そこで別の犯罪者に目をつけられたりしそう…。
ちなみに、私ならあの状況でブレーカー落ちたら絶対見に行かない。
朝まで布団かぶってる(笑)。
