日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 私はご都合主義な解決担当の王女である / まめちょろ 』 ビーズログ文庫

【あらすじ】
大好きなBL小説の世界に転生した元女子高生の王女オクタヴィア。
小説の主人公である兄とその恋人を間近で見られるのはいいんだけど、二人は男同士。
となると、お世継ぎ問題は!?
まさか私に政略結婚して子供を差し出せなんて言わないよね!?
そんなご都合主義のキャラにはなりたくない!
こうなったら、自分で結婚相手を見つけて絶対幸せになってやるーッ!!



【感想】
大好きなBL小説世界で王女に転生した元腐女子JK。
前世では推しだったCPも、その片割れが兄(第1王子)で、自分が産んだ子を世継ぎとして彼らに差し出さねばならないとなれば話は別!
子を作るための政略結婚から逃れるため、まずは偽の恋人を作ろうとするのだが……。

コミカライズ版を読み、先が気になったので購入…しようとしたら、1巻だけなかなか見つからなくてずっと待機してた本。
やっと読めたよ~。
タイトルやイラストから受けるイメージと違い、設定が意外とシリアスめなお話だった。

自身の預かり知らぬところで悪評が流れ、色々と深読みをされ、兄に嫌われて……と、結婚(恋愛)以外でも難儀な立場のヒロイン。
黒扇、ドレス、護衛騎士の素性が準舞踏会でどう受け止められるのか。
コミカライズ版とほぼ同じところで終わっているので、次巻からが私の中では本番かな。
いまのところ恋愛要素が皆無なので、その辺りも今後に期待したい。

国王の思惑や兄の記憶の相違、弟王子の行き先やヒロインの悪評の出所などなど。
護衛騎士の真意も含め、気になることがいっぱいだわ。