日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 身代わりの婚約者は恋に啼く。 / なかゆんきなこ 』 エタニティブックスRouge

【あらすじ】
優秀な双子の姉と比較され、両親から差別を受けてきた志穂。
彼女はある日、親が決めた姉の婚約者、楓馬との顔合わせの席で、優しく聡明な彼に恋をしてしまう。
けれどこれは許されない想い。
彼を忘れるため、志穂は家族とも楓馬とも距離を置く。
そして数年後、彼女は急に姉から呼び出される。
だが姉は志穂へ会いに来る途中で事故に遭い、帰らぬ人に…姉に代わり、楓馬の婚約者となったのは志穂だった。
彼は優しく接してくれるが、自分は姉の身代わりに過ぎない――
けれど楓馬はたびたび志穂を外へ連れ出しては、甘く淫らに彼女を抱いて―!?



【感想】
双子の姉の婚約者へ報われぬ想いを抱いていたヒロイン。
しかし姉が事故死したことで、姉の身代わりの婚約者となることに……。

ヒロインもヒーローもヒロイン姉も、相手に自分の想いをちゃんと伝えなかったことですれ違ってしまった話だった。
こんな言い方するとアレだけど、ヒロイン姉が事故に遭った時、即死だったらいいなと思った。
意識があったら死の瞬間まで、妹に本当のことを伝えられなかったと後悔して謝り続けてそうだから……。

姉妹の両親はホント腹が立つ。
あんな毒親でなければ、姉妹ともに幸せな結婚が出来ただろうに……。
桔梗を供えた人は、ずっと彼女を想って生きていくのだろうか。
愛した人が2人とも亡くなるって、かなりのトラウマになりそう。。。

ヒロインはヒーローに愛されヒーロー両親に可愛がられて、いままでの分もいっぱい甘えて幸せになって欲しいわ。