日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 私と彼のお見合い事情 / 幸村真桜 』 エタニティブックスRouge

【あらすじ】
ある日、双子の妹の身代わりとしてワケアリ御曹司とお見合いさせられた碧。
ハイスペックながら、かなりの問題物件な相手に思わず素でキレてしまったら―なぜか気に入られ怒濤の求愛が始まって!?
第11回恋愛小説大賞エタニティ賞受賞作待望の書籍化!


私と彼のお見合い事情 (エタニティブックスRouge)

私と彼のお見合い事情 (エタニティブックスRouge)


【感想】
双子の妹を溺愛する両親の命令で、仮病の妹の代わりにお見合いに臨んだヒロイン×何度破談にしても湧いて出る見合い話にうんざりしていた大企業の御曹司。

双子の妹ばかり甘やかす両親と、我が儘に育って姉の大切なものを奪っていく妹という、碌でもない家族。
特に母親にはイライラさせられっぱなしだったわ。
見合いも2度のデートも姉が身代わりで行ったのに、妹が選ばれるべきと思ってる母の思考が謎すぎる。

我慢すること、甘える相手がいないことに慣れてしまい、ヒーローを頼ることが出来ないヒロインが不憫。
でも、母親と対決の時はまだしも、大和母に揺さぶられた時の選択はよろしくないね。
これはヒーローが可哀想。
顔と財力だけでなく、懐も深い男でよかったよ。
個人的には、『僕』の時より『俺』の方が好きだった。

最後、ヒロイン妹のことや母の態度軟化など、ご都合主義なところは気になったけど、溺愛ヒーローは見てて楽しかった。
ヒロインがいなくなって、大和の方も海外へ行ってる場合じゃなくなったと思うんだけど、例の海外研修はどうなったのかな~とちょっと気になる。