日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 私のお母様は追放された元悪役令嬢でした 平民ブスメガネの下剋上 / ベキオ 』 オーバーラップノベルスf

【あらすじ】
貴族社会から追放された“悪役令嬢”の母を持つ平民アシュリー。
将来官吏を目指すアシュリーは、ブサイクになる魔法のメガネとカチューシャで素性を隠して貴族が在籍する王立学園へ通っていた。
学園では「平民ブスメガネ」と蔑まれてひとりぼっち。
今は辛くても明るい将来を夢見て勉強に励むアシュリーだったが、そんな日常は衰弱した仔猫を保護してから一変する。
なんと仔猫は神獣で、無自覚に従えたアシュリーは王太子に目をつけられてしまい!?



【感想】
断罪され追放された元悪役令嬢を母に持つヒロイン。
外見を変える魔法の眼鏡とカチューシャを使い、奨学生の『平民ブスメガネ』として王立学園に通うが、尻尾が2本ある仔猫(?)を拾ったことから事態が動きだし……。

1巻目。
表紙や帯(あらすじ)のイメージから明るい雰囲気の話を想像していたのだが、ヒロインの境遇や周辺環境がかなり酷かった。
え、ヒロイン母とかエリオットとか、こいつらいったい何者なの?
なんかモヤモヤするというかゾワゾワするというか……物凄く気持ち悪くて怖かった。
彼女が妖精さんと呼んでる連中って、もしかして魔族なのかな?

ヒーロー役と思われる王太子が、彼の従者の言う通りヒロインに関してはお子様で、王族故の傲慢さに本人が全く気づいていないのにちょっとイラっとした。
自分の“冗談”のせいでヒロインが魔術師としての道を選び、彼女の人生を変えてしまったことを重く受け止めて欲しい。
キンキラ趣味の賢者様と光りモノが好きそうなカラスさんとの関係性が気になるところ。

特典のSSペーパーは、ヒロインが見た“変な夢”の話。