日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 8 / 永瀬さらさ 』 角川ビーンズ文庫

【あらすじ】
「クロード様を父上と呼んだわね?」
息子だと名乗る謎の少年に突如、エルメイア皇国が占拠された――
実は乙女ゲームには子世代を描く続編があり、アイリーンが破滅ルートを回避したために、未来の息子が破滅する運命に変わっていた!?
「正しい未来」を求めて、盛大な親子喧嘩と最後の聖剣争いが勃発?
皆まとめて幸せなベストエンドに向かって…悪役令嬢は駆け抜けます!
見届けよ、完全書き下ろしのシリーズ・最終巻!



【感想】
完結巻。
あとがきにあったように、まさに本編終了後の“劇場版”といった雰囲気の作品。

クロードを「父上」と呼ぶクロードそっくりの少年と聖王の血と力を持つ少女が現れ、巻き起こる魔王・聖王隠し子疑惑。
双方の妻が隠し子であると信じきっていて、夫たちが哀れだった。
クロードの「誰か信じてほしい、ひとりくらい」に申し訳ないけど笑った。

今回も女性陣が色んな意味で強かったし頑張ってたね~。
このシリーズ、ほんと女性たちに芯があって力強い。
登場人物が多すぎて、スポットが当たるのが数人になっちゃうのが勿体ない。
きっとどのキャラに焦点を当てても面白い物語になるんだろうな。
……出来れば1番のお気に入りキャラ、アーモンドにも…もっと出番が欲しかった……。 

ちなみに8巻のお気に入りシーンは、電源扱いされてる不憫なエレファスが騒いでるところ。
エレファス砲…(笑)。