『 世紀の悪女 1 / PITO 』 フロースコミック
【あらすじ】
かつて天才子役として世に名をはせた「イ・ルリ」。
しかし現在は、その可愛かった容姿はすっかり衰退し、亡き母の友人に育てられ、恩返しのために公務員試験合格を目指す平凡な毎日を送っていた。
そんなある日、ルリは発明家である叔母から、人に愛されるほど見た目が美しくなるという『美チップ』を体内に埋め込む治験者になることを提案される。
”目が覚めたら新しい人生がスタートするからね――”
こうして、容姿のせいであきらめてしまった女優への道を、ルリは再び夢見ることになるが…。
手違いで逆さまに埋め込まれたチップにより、美しくなるため『多くの人に嫌われること』を目指す羽目に！！？
【感想】
かつて天才子役として活躍していたイ・ルリは、母の死をきっかけに芸能界から姿を消し、その容貌も様変わりしていた。
しかし、叔母の発明品を体内に埋め込んだことで愛されるほどに美しくなる……はずだったが…。
うーん。
フロースコミックの他作品と同じく韓国産の漫画なんだけど、作中に『朝鮮民族だが日本名を使う親日派の家の娘』『朝鮮民族なのに日本人のように振る舞う親日派』と何度も書かれると、読んでて複雑な気持ちに。
チップのSF設定自体は面白かったけど、まだ女優として活動再開する所まで話が進んでいないので、多分ストーリーが面白くなるのは次巻以降なんだと思う。
ただ、ミン・ハラたちのテンション高いギャグが個人的に合わなかったのと、“世紀の悪女”で日本人下げされてそうだよな～という予想から、私は1巻で頓挫となりそう。
韓流ドラマが好きな人は、韓国の芸能事情が見られて楽しめるかもしれない。
