『 異世界の沙汰は社畜次第 2 教会運営支援計画 / 八月 八 』

【あらすじ】
聖女召喚に巻き込まれ異世界転移したあげく、訳あって美貌の騎士団長アレシュと、効率重視の同居生活が始まってしまった現在進行形社畜の誠一郎。
だが、二人の仲は曖昧なまま。
そんな中、宰相命令で出向した教会で、実直な司祭シーグヴォルドと出会う。
どこかアレシュに似た彼に誠一郎は―。

異世界の沙汰は社畜次第2 教会運営支援計画

【感想】
『氷の貴公子』と呼ばれる騎士団長×王宮の経理課で働く社畜リーマン。

休日出勤の帰りに聖女召喚に巻き込まれ異世界に渡った社畜な受は、異世界でも自主的に仕事に邁進し、過保護な攻にちゃんと休めと叱られる毎日。
そんなある日、宰相から教会に出向するよう命じられ……。

教会に行っても相変わらずマイペースにお仕事三昧な受。
教会の仕事がお休みの日は「今日は休みなのでこっちに来ました」と経理課で仕事してるの、ホントおかしい。
攻と同じく、私も休みの日は休むべきだと思うの。
勿論、持ち帰り仕事もナシで。

経理課のチャラ男くんが、さりげなく受に情報を流してくれたり、某お方への報告書が受へのリスペクト日記になってたりして、ワンコっぷりが微笑ましい。
宰相様やら司祭様やら見習いくんやら、今回も受の仕事ぶりや人柄(？)に惹かれちゃう人量産で、攻は気が気じゃないねぇ。
攻の意外と子どもっぽい顔が色々と見られて、受と一緒に私もきゅんとしちゃったわ(笑)。
巻末の受→攻へのお手紙もよかった。

一歩進んだ関係となった2人のイチャイチャ(……するのか？)や、魔法が完成したら受が本当に日本へ帰還してしまうのかも含め、早く続きが読みたい。

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異世界の沙汰は社畜次第 聖女召喚改善計画