『 騙され裏切られ処刑された私が·····誰を信じられるというのでしょう？ / 榊万桜 』 Mノベルスf

【あらすじ】
大好きだった家族や王太子に騙され、裏切られ、処刑された公爵令嬢シェリー。
気がついたら、時が戻り6歳の姿になっていた。
破滅回避のため外界との接触を断っていたはずが、いつの間にか王太子の婚約者にされていて―！？
破滅を予感して逃亡した彼女が出会ったのは、美しき最強親子冒険者。
王太子から逃げ切るため、他国までの護衛を依頼するのだが…。

騙され裏切られ処刑された私が·····誰を信じられるというのでしょう? (Mノベルスf)

【感想】
王太子に婚約破棄され、冤罪で公開処刑されたヒロイン。
首を落とされた瞬間、6歳の自分に時が巻き戻っていて……。

1巻め。
前世(過去？)のヒロインが、服で見えない部分は全て打たれ切られ焼かれ嬲られ慰みものにされ……と、数行の描写の中での扱いが酷くて辛い。
王太子はもとより、両親や兄たちからも裏切られた記憶があるため、今度は絶対王太子の婚約者になんかならない！と決意したのに、いつの間にか婚約決定。
人間不信＆接触嫌悪を抱えつつ、冒険者を雇って他国へ逃亡を図る。

多分、いまの王様が疑った禁忌の魔法を未来で使われて、あんな事態になったんじゃないかな、と予想。
ってことは、偽聖女＝未来で王太子の横にいた女かねぇ。
黒い靄が飛んでった国が、全ての元凶な気がする……。
ヒロインを心配する国王の意味深な言葉からすると、彼女自身にも本人が知らない秘密がありそう。

続きは気になるけど、同じ話を視点を変えて何度も繰り返すのはちょっと飽きるかなぁ……。
まぁ、タイミングが合えば読んでみようかな。

犬に「次は私が撫でてもらう番だ！さっさと代われよ！」と嫉妬する冒険者(母)が、もうでっかい犬にしか見えない………。