日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ルパンの帰還 / 横関大 』 講談社文庫

【あらすじ】
警視庁捜査一課で活躍する桜庭和馬。
部下に配属された、別嬪の新人刑事は京都の老舗探偵事務所に生まれた北条美雲、23歳。
ドジで愛嬌のある天才肌。
バディを組んだふたりが直面したのは、和馬の妻子が巻き込まれたバスジャック事件だった。
連続ドラマ化で話題沸騰の人気シリーズ新展開!


ルパンの帰還 (講談社文庫)

ルパンの帰還 (講談社文庫)


【感想】
シリーズ2作目。

先祖代々警察官一族の息子・和馬と泥棒一族の娘・華。
前作から4年半後が舞台で、華が未婚の母となっていた。
和馬と一緒に家族3人で暮らしてはいるけど籍は入れてないのか……やっぱり三雲家の稼業がネックだよな~。
泥棒ってだけでもアレなのに、さらに障害になりそうな人物が出てきちゃったしね……。

更に今回は探偵一族の娘が和馬の部下として登場し、あろうことかアノヒトに一目惚れ。
そちらの恋の行方は、9月刊行予定の『ホームズの娘』で描かれるのかな?
メインの事件がちゃんと解決していないので、この巻単体だと色々と半端な印象だった。
厚さの関係でどうしても2冊に分けたいなら、同時刊行がよかったわ。

ところで三雲……じゃなくて美雲ちゃんは世話役の猿彦に捜査内容をぺらぺら喋ってるけど、これってコンプラ的に問題ないの?
探偵業の感覚を警察に持ち込むと危ないんじゃないかなぁ……と少々心配になってしまった。