『 忘れない男 ~警視庁特殊能力係~ / 愁堂れな 』 集英社オレンジ文庫
【あらすじ】
警察学校を卒業したばかりの麻生瞬。
憧れの捜査一課に配属されたが、そこは「特殊能力係」という部署。
どうして自分が?
戸惑う瞬だったが、上司の徳永に言われて気がついた。
一度見た顔は忘れない、というのはどうやら普通ではないらしい…?
瞬はその記憶力で早速成果をあげはじめるが、なぜか命を狙われるように―。
15年前の代議士死亡事故との関係とは!?
- 作者: 愁堂れな,円陣闇丸
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/10/18
- メディア: 文庫
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【感想】
警察学校を卒業したての新人刑事くん。
憧れの捜査一課に配属され張り切るが、用意された席は地下2階にある2人きりの部署で……。
BLじゃない方の愁堂さん作品。
でも出てくるのはほぼ男性のみ(笑)。
普通のことだと思っていた自分の能力=物心がついて以来、1度見た顔は忘れないという技能を生かし、見当たり捜査に専従するというのは面白かった。
ただ、本人はちょっとへっぽこ気味(脳筋ではない)なので、優秀な上司で相棒でもある徳永さんに、これからビシバシ鍛えられて欲しい。
なんか、公私ともに仲良しさんになってきてるみたいだしね(笑)。
親友くんは、絶対新人賞応募作品に主人公か徳永さんをモデルにして書いてるよね。
徳永さんが特能係を作ったきっかけの事件について詳細が分からないままだし、きっとこれはシリーズ化するんだろうな。