日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。2 / 天壱 』 アイリスNEO

【あらすじ】
8歳で、乙女ゲームの極悪非道最低最悪のラスボス女王・プライドに転生していたと気づいた私。
待ちうけるのは破滅の未来―!?
人望と王女の権威、ラスボスチート能力を駆使して、悲劇を防ぎ民や攻略対象者を救いたいのだけど…。
周囲と円満な関係を築きつつ迎えた13歳のある日、なんだか覚えのある出来事が?
これって、隠しキャラが絡んだ破滅ルートのアレじゃない!?
気づけば、皆に物凄く愛されている悪役ラスボス女王の物語第2弾。



【感想】
自分が将来、乙女ゲームの最強最悪な極悪非道ラスボス女王になると気付いた8歳のヒロイン。
ゲームヒロインと攻略対象者に殺される未来を待つ間、本来不幸な道を歩むはずだった人々を悲劇から救おうと決意し……。

1巻は8歳~11歳、この2巻は13歳~15歳までのお話。

今回もヒロイン視点でメインストーリーが進み、その後別キャラ視点の語りが入る形式。
相変わらず、義弟くんと騎士くん(叙任おめでとう!)がヒロイン好きすぎて死にそうになってる(笑)。
妹ちゃん(ゲームヒロイン)もお姉様が大好きで、ヒロインが処刑される破滅エンドは影も形も見えないんだけど……やっぱりこのあとゲームの強制力とかが介入してくるのかしら?

前巻で何か企んでそうだった宰相と、同じく前巻では騎士団を奇襲した異能者くんもヒロインに落とされ、次は誰が攻略されちゃうのかな~?
何やら不穏な動きを見せる帝国の動向も気になるところ。

本来のゲームスタート時期まであと3年。
次巻はその辺まで話が進むといいな。

特典SSペーパーは、手合わせ直後に繰り広げられる“のろけ話”について。