『 Eランクの薬師〈1〉 / 雪兎ざっく 』 レジーナ文庫
【あらすじ】
薬師のキャルは、冒険者の中でも最弱なEランク。
仲間のために、日々、独自の薬を調合していたのだけれど…ある日、役立たずだと言われてパーティを追放されてしまった!
帰郷するにもお金が足りず、ジリ貧生活を余儀なくされる。
そんな中、彼女が街で出会ったのは、死にかけている冒険者のカイド。
治療を施して自作の回復薬を渡したところ、彼はその薬を大絶賛!
そのままなりゆきで一緒に旅をすることになり―
文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
- 作者:ざっく, 雪兎
- 発売日: 2019/11/01
- メディア: 文庫
【感想】
冒険者ランク最弱のEランクの薬師×冒険者ランク最強のSランクの魔法剣士。
一目惚れした勇者のパーティーに入り、昼夜を問わず薬を作り尽くしてきたヒロイン。
しかし、役立たずの足手まといだと旅の途中で捨てられてしまい……。
好きなお話。
たぶんweb版既読。
いやー、勇者'sは本当にクズだったな。
ヒロインが勇者パーティーに罵倒され搾取され続けるシーンは、読んでいてイライラ&ムカムカが止まらなかった。
それとは逆に、ヒーローと出会ってからの生き生きとしたヒロインが可愛い。
蟲に喜び亀の中身を嬉々としてほじくり出してても可愛いよ(笑)。
ヒーローに丸め込まれ、アレやコレやで気がつけば恋人ポジションに……。
(地元ではすでに結婚間近カップルか?/笑)
ヒーローが意外と抜けてたり、脳筋気味なとこが結構好きだ。
番外編は、「こいつ、バカだなぁ……」と生暖かい目で読んでしまった。
ハイスペックな能力の無駄遣い……。