日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 オペラ座の恋人(2) / シヲニエッタ 』 オパール文庫

【あらすじ】
世界的企業の御曹司・貴臣に溺愛され、美しく洗練された大人の女性に成長していく結花。
なのにセレブすぎる彼との差は、結花の心に影を落とす。
せめてそばにいられるペットでいい。
切ない想いは貴臣の甘いキスと愛撫で身体ごと蕩けていく。
「結花は、私のものだよ。もっと奥にあげるから」
独占欲をあらわにした貴臣の甘美な躾に溺れ、本能のまま淫らに酔いしれる情熱の摩天楼。


オペラ座の恋人(2) (オパール文庫)

オペラ座の恋人(2) (オパール文庫)


【感想】
20歳の女子大生×38歳の世界的大企業の御曹司。

大学の春休みが終わり、ベルリンでのイチャラブ同棲生活から日本でのそれぞれの日常へと戻った2人。
無機質な仕事ロボットだったヒーローが家族や秘書らに「お前誰だよ!」と心中で突っ込まれるほどに変わり、ヒロインも2ヶ月間の愛されまくり生活を経て綺麗に花開く。
結果、ヒロインにうるさい虫が寄ってくるようになり、ヒーローは嫉妬だなんだでご機嫌斜め。
お仕置きプレイは構わんが、個人的には食べ物使ったエッチはどうかと思いますぜ。
とりあえず全部食べたっぽいけど、それはそれでどうなのかと色々と複雑な気持ち(笑)。

ヒロインは両親双方の不倫&離婚で男女の関係には必ず終わりがあると思っているので、1巻からひたすら「自分はペットのウサギ」というスタンス。
その部分での自己評価の低さと、いつか来る別れを覚悟し諦めているのは2巻も変わらないので、読む人によってはイライラしちゃうかも。

少しずつ少しずつ……じゃないな。
結構な勢いでガバッと囲い込み、他に目を向けさせてる間に外堀にコンクリート流し込んで埋めてる最中に、ヒーロー従兄弟の不用意な発言で空気が凍りついたまま終わった2巻。
楽しみにしていた夏休みのバカンスを前に、ウサギさんが逃げていきそうだわ~。
ヒーローに殺されるね、従兄弟。