日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 オペラ座の恋人(6) / シヲニエッタ 』 オパール文庫

【あらすじ】
財界のプリンス・貴臣との結婚が決まり、煌びやかなウェディングドレスや英国貴族伝来のティアラなど豪華すぎる準備が進むなか、結花は心ない親族の言葉に傷つき彼の元から逃げてしまう。
しかし追いかけてきた貴臣に「結花なしでは狂いそうだ、一生そばにいてくれ」と告げられて…。
身も心も彼のものとなり、最奥に刻まれる快感。
全ての夢を叶えてくれた彼との幸せいっぱいの結末!


オペラ座の恋人(6) (オパール文庫)

オペラ座の恋人(6) (オパール文庫)


【感想】
完結巻。

予想通り、ヒーロー姪っ子が心無い言葉をヒロインにぶつけ、首輪も足枷も婚約指輪も何もかもを残しヒロイン失踪。
ヒロインが傷心で泣きまくりやつれていくのは自分で選択した結果だが、あと数日で入籍!と浮かれていたヒーローにとっては寝耳に水で。
唯一と定めた相手が消えたことで、日に日に静かに狂っていきながらヒロインを求め世界中を彷徨うヒーローと、それを一番近くで見ていることしか出来ない野元くんが切なかった。
『久世の男の執着』は相手にとってだけでなく、本人にとっても本当に厄介だね。
(千煌さんの件も含めて)

2人が再会して改めて愛を誓うシーンよりも、私は老マエストロが男泣きしてるシーンでポロポロ泣いちゃったよ。
実の家族には恵まれなかったヒロインだけど、親身になって愛してくれる家族がそれ以上にたくさん出来て良かった。
ヒーロー、誕生日プレゼントにバックバージンをねだる変態だけど、ってかその後も散々開発し尽くしたらしいエロエロ魔人だけど、ヒロインが幸せならそれでいいさ……。

全6巻で3,800ページ越えという超大作な大河TL、楽しく読了しました(*´ェ`*)エロオオイケドネー


……ところで例の誘拐犯は、生きたままアソコを切り落とし目の前でみじん切りにしたあと、四肢を落として散々苦しめた後にバラバラにして海に捨てるとかしたんだろうか。
その後どうなったのか、ちょっと気になる。