『 白い森 ～白虎と雪豹のもふもふ大陸の旅～ / 市川慈雨 』Ruby collection
【あらすじ】
事故に遭い、獣人の世界に異世界転生したチトセ。
気のいい白虎・タイラーと出会い、自分がなぜこの世界にいるのか答えを探す旅に出る。
様々な獣と出会う内、突然発情期が訪れたチトセは、タイラーに昂ぶる体を慰められ、意識してしまう。
旅の中で、自身が伝説の雪豹の生き残りであると知ったチトセは、種の保存を懸けた争いに巻き込まれるが、タイラーはそんなチトセに温かい居場所をくれて…。
【感想】
山で受を見つけ、過保護気味に守るホワイトタイガーの獣人×事故に遭い、気づくと異世界でユキヒョウの獣人になっていた元日本人。
表紙買い、2段組で500頁弱となかなかのボリューム。
異世界転生というか帰還というか……家族を亡くし記憶を失くしひとりぼっちで生きる受が、異世界で愛する人や仲間や家族を手に入れ幸せになるお話。
攻が、受を触る者どころか見つめる者すら許さない！という独占欲の塊タイプだと思っていたので、中盤、幼馴染の2人を交えての4Pが始まった時はぶったまげた。
えー、あー、家族同然の仲間同士なら獣人社会ではアリなのか？？
そこさえ乗り切れば、彼らとの関係や生活は結構居心地よさそう。
途中、登場人物が増えすぎて名前を見ても何処の誰だったか思い出せなかったりしたので、名前とどこの人かを簡単に書いた人物リストみたいなものが欲しかったかも。
お店で子どもらを披露した時、サイモン以外があやふやだったわ……(笑)。
表紙の仔虎と仔ユキヒョウの絵が大好きなので、仔虎の想いと願いが叶って本当に良かった
