日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 悪食令嬢の贅沢な恋 王太子殿下の美味しい毒味役 / 瀬川月菜 』 一迅社文庫アイリス

【あらすじ】
毒も薬も効かない、なんでも食べる悪食として有名な伯爵令嬢リヴィア。
彼女の元にある日、王城で働いている姉から一緒に働かないかという手紙が!
王都の美食に憧れるリヴィアは喜んで向かったのだけれど…。
王城での仕事は、食事嫌いな王太子シオンの毒味役というもので!?
なにそれ!最高じゃないですか!!
大食らいな少女と食事嫌いな王子の王宮美食ラブファンタジー


悪食令嬢の贅沢な恋 王太子殿下の美味しい毒味役 (一迅社文庫アイリス)

悪食令嬢の贅沢な恋 王太子殿下の美味しい毒味役 (一迅社文庫アイリス)


【感想】
常に空腹で、石や毒など何を食べても身体に影響がない謎体質の伯爵令嬢×信頼していた者に毒を盛られ、人間不信&味覚障害王太子

王城で働く姉の紹介で、王太子の毒味役になったヒロイン。
美食を口にでき、体質も生かせる!と喜び、毎日明るく楽しく美味しそうに食べる彼女の姿に、何も食べようとしなかったヒーローも変わり始めるが……。

ヒロインは生まれつきの体質(?)のせいで恋も結婚も諦めているが、とても前向きなお嬢さん。
無機物有機物関係なく食べる彼女に最初はドン引いたが、後にその理由が判明。
しかし、壁にどんな栄養素が含まれていたのかは謎である。
個人的には、馬車を食べて逃亡するのも見てみたかったな(笑)。

ヒーローがヒロインに落ちるのは早く、彼もそれなりに頑張ってはいたのだが、ヒロインの胃袋無双が強烈すぎて他があまり印象に残らなかった。
もしも彼女が王太子の伴侶となった場合、王室の年間予算が食費で跳ね上がりそうだなぁ……。

特典書き下ろしSSペーパーは、物語中盤辺りの日常風景っぽい話。