日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました / 江本マシメサ 』 ベリーズ文庫

【あらすじ】
料理人だった前世、働きすぎが原因でアラサーで過労死した令嬢のアステリア。
適齢期になっても色気もなく「ポンコツ令嬢」と呼ばれていた。
そんなある日、ひょんなことから王都で出会ったグルメなもふもふ聖獣のごはんを作るハメに!
アステリアが作る絶品ごはんはもふもふの胃袋を鷲掴み!
おまけに、引きこもりイケメン王子の婚約者に抜擢されて…!?
文庫でしか読めない書き下ろし番外編付き。



【感想】
前世で過労死した元料理人の伯爵令嬢×年単位で引きこもり、魔道具作りに没頭している第三王子。

作家さん買い。
読むのがもったいなくて大事にしまっていたが、読友さんの感想でメルヴが出てると知り急いで読んだ(笑)。
いや~、メルヴが相変わらず可愛いわぁ。
うちに3匹くらい来てくれないかなぁ…。

第三王子が召喚した聖獣様に、栄誉ある(?)ごはん係に任命されたヒロイン。
ついでに王子の婚約者にされ、色々と抵抗したり諦めたりツッコミしたり。
テンポよく話が進むので読んでいて楽しかった。

第三王子はヒロインのおかげでかなり成長したけど、王太子殿下は前評判と違ってなんだか不安が……(笑)。
結婚詐欺ならぬ愛人詐欺やら霊感商法やらに引っ掛からぬよう、婚約者の姫様には上手く手綱を握っていただきたいものだ。

最後、書き下ろしの昆布漁に全て持っていかれた感があるが、面白かったので無問題。
魔法省の王子様っつーより漁協の王子様って感じだな……。