日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない / ジツヤイト 』

【あらすじ】
RPGの『最初の村』っぽい村の『宿屋の息子』として異世界転生をしたルース。
前世では外見が「熊男」で女性にモテず、童貞のまま三十一歳で世を去ったが、今世では夢にまで見た「美青年」に!
スローライフを楽しみながら「恋愛&結婚」を夢見るものの、今世は筋肉モリモリの熊男がモテ基準らしく玉砕ばかり。
そんな中、『勇者』と発覚した幼馴染のアレクが「世界を救う旅から帰るまで待っていてほしい」と懇願してきて…。
大事な親友の願いを聞き入れたルースはなぜかそのまま初体験を勇者に奪われて!?


旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない

旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない


【感想】
神託により勇者に選ばれた身寄りのない青年×攻の幼馴染の宿屋の息子。

web版未読、そして未完。
日本人だった前世の記憶持ち受。
幼馴染の攻を可愛がっていたが、ある日攻は勇者に選ばれてしまう。
そして旅立ち前夜、何故か攻は受を押し倒してきて……。

とりあえず、受は何をされてもスルーしようとするので恋愛モノとしてはほとんど進展ナシ。
抱かれた後も、『旅に出る前に脱DTしたかったんだろうな』とムリヤリ曲解して何もなかったことにしてしまうので、攻がとても不憫である。
アレコレ作戦を練るよりも、女神病の当て馬氏のようにストレートに迫った方が早いんじゃないかなぁ。

受に対する村の中での不当な扱いが、これまたモヤモヤする。
せめて、攻がいない間は他の村人たちと狩りに行くとか、自分でも評価を変えようと動いて欲しかったわ。
ジオさんが言っていた称号の件や、攻と女神の関係など、謎の部分は……もし出るなら2巻で解明されるのかしら。
あとがきによるとweb版もまだ完結していないようなので、続刊が出るのはまだまだ先かな。
なんとなく、本当は受が勇者なんじゃないかな~とは思うけどね。
(そして攻は記憶をなくした神様の一柱とか?)