日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 乙女ゲーで狼陛下の溺愛攻略対象です / 松雪奈々 』 幻冬舎ルチル文庫

【あらすじ】
王国の書記官・ケイは、次期王で幼なじみのエリアスにずっと片想い中。
告白できないのはここが前世でケイがプレーしていた乙女ゲームの世界で、魔女の呪いを解くには主人公の女性と王=エリアスが結ばれないといけないから。
エリアスと王国の幸せを考え、ケイは恋心を隠して来るべき日に備えていた。
だが回避できずに呪いをかけられケイはウサ耳獣人に、エリアスは銀色の毛をもつ狼獣人になってしまう。
そんな時、ウサギの性なのか強い発情を覚えたケイを、エリアスは強引に抱いてしまう。
エリアス一筋のケイは嬉しいが、このまま自分と結ばれては呪いは解けない。
何とかしないと――!



【感想】
国王×専属書記官。

前世の記憶がある受は、ここが乙女ゲームの世界だと知っていた。
密かに想いを寄せる攻の戴冠式の日、シナリオ通りに多くの人が魔女の呪いにより獣人姿になってしまう。
この呪いを解く方法は、ゲームヒロインと攻が思いを交わすことで……。

幼馴染同士の両片想いもの。
完全な狼獣人になってしまった攻と、身体の一部がウサギ獣人になってしまった受。
うん、一途オオカミ×発情ウサギさんっていいよね。
パンダな甥っ子たちも可愛くて癒される。
……なのに何故そこで鯛!(笑)
タンノくんとかラハニム&ヌンサみたいなのが脳裏に浮かんで、父が出てくるたびに冷静ではいられなかった。
「あ、父なら鯛です」「鯛をさがせ」は何度読み返しても笑える。

攻が法を変えて同性婚が認められたら、近衛はウェディングラッシュになりそうだな~。
ゲームヒロインが攻や他の攻略対象とゴールイン…な展開はよく見るけど、最終的に百合ルートってのはなんだか新鮮。