『 COVER 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 / 内藤了 』 角川ホラー文庫

【あらすじ】
東京駅近くのホテルで死体が見つかった。
鑑識研修中の新人女性警察官・堀北恵平は、事件の報せを受け現場へ駆けつける。
血の海と化した部屋の中には、体の一部を切り取られた女性の遺体が…。
陰惨な事件に絶句する恵平は、青年刑事・平野と捜査に乗り出す。
しかし、またも同じ部分が切除された遺体が見つかり―犯人は何のために“その部分”を持ち去ったのか？
「警察官の卵」が現代の猟奇犯罪を追う、シリーズ第2弾。

COVER 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)

【感想】
東京駅おもて交番での地域課研修を終え、刑事課研修が始まった新人警官の恵平。
身体の一部を切り取られた女性の遺体が発見され、鑑識係の面々と共に現場に赴くが……。

シリーズ2作目。
この作品のリズムに慣れたのか、前巻よりもスムーズに読めた。
グロテスクな遺体描写があるので苦手な人はご注意を。

うら交番の柏村さんだけでなく、すでにこの世を去ったはずの他の面々も顔を見せた2巻。
そのうち誰かが殉職して、その仲間が通りすぎていく……とかがありそうで怖い。
いや、誰も死んで欲しくないけどさ。

今回は、メインキャラよりも脇キャラが光っていたと思う。
特にメリーさんとダミさんは輝いてたよね。
ちょこっとだけど比奈子シリーズの鑑識・三木さん＆月岡さんも顔を見せ、懐かしい気持ちになった。
次は東海林先輩が出てこないかな～。
平野くんとキャラがかぶりそうな気もするけどね(笑)。

次巻は来春刊行予定。
『PUZZLE』なんてタイトル、バラバラ遺体の組み換えとかだったらヤだわー。

　↑ サイン本でした。