『 シンデレラ・アイドル / 夢咲まゆ 』 セシル文庫

【あらすじ】
就活に失敗した秋山唯はほそぼそとバイトをしながら日々をすごしていた。
そんな時、従姉妹に頼まれ雑誌モデルの代打をすることに！
メイクでハッとするほどのイケメンに変身した唯は、その撮影スタジオでやり手の芸能事務所社長の一条豪輝にスカウトされる。
アイドルグループの一員としてデビューすることになり、戸惑う唯だったがゆいいつ「ほしい」と言ってくれた豪輝のために奮闘し始めて―！？

シンデレラ・アイドル (セシル文庫)

【感想】
受をスカウトした芸能事務所社長×モデルの代打を引き受けたことから、何故かアイドルデビューすることになったコンビニ店員。

就活に失敗したずぶの素人が、アイドルとしての心構えや目標を見つけていく……という受の成長物語＆お仕事小説の面が前面に出ているので、BLのLOVEは薄め。
ま、ヤることはやってるけどね(笑)。
ただ、攻と受とが互いを好きになっていく過程とか心の葛藤とか、そういうのはすっ飛ばしてるので、きゅんきゅんや切なさが欲しい人には向かないかもしれぬ。

MCを引き受けた事務所の先輩が、嫌がらせとか諸々仕掛けてくるかな～？と思いながら読んでたけど、さすがに社長や事務所の顔に泥を塗るような真似はしなかったか。
各キャラについて浅くしか描かれていないので、読み終わってからメイン3人以外は印象に残らなかったのが残念。