日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 よろず屋、人気俳優の猫を探す / 真式マキ 』 ラルーナ文庫

【あらすじ】
小さな便利屋・東町萬屋
切り盛りしているのは三年前に探偵事務所から独立した勅使河原篤、そして店番は甥っ子の高校生、知明のみだ。
そんな店にある日、刑事ドラマでブレイクした人気俳優の桐生博之が現れ、猫を探してくれないかと言う。
強面なイメージとは裏腹に、姿を消した愛猫の行方を案じる桐生。
早速請け負い捜索を始めた篤だったが…。
突然、桐生が依頼の中止を申し出て、ただの迷い猫事件ではない妙な成り行きに…。



【感想】
人気俳優×よろず屋。

受の事務所に愛猫を探して欲しいとやって来た俳優攻。
当初は迷い猫案件かと思われたが、SNS上に不穏な書き込みが見つかり……。

うーん、なんか色んなものが浅くて共感出来ずに終わってしまった。
あんなに亡き恋人を想っていたのに、攻の切り替え早かったなぁ…。
恨みが煮詰まってたはずの犯人が、あっさり反省してあっさり引いていってしまったのも肩すかし&物足りない。

猫が戻った後、これで身代わりは終わりですね……って受が去って連絡を絶って、 ミオがいるのに何故か寂しさと空虚さを感じる毎日に、ようやく受への気持ちを自覚した攻が追いかけて…。
……みたいな流れを予想をしてたんだけどね。
そんなモダモダはなかった(笑)。
話の筋とは関係ないが、在宅中もちゃんと鍵をかけるよう受は攻を教育して欲しい……。

特典SSペーパーは、人気俳優の猫に愚痴っちゃうよろず屋の話。