日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 魔法使いと契約結婚 ふしぎな旦那様としあわせ同居生活 / 三萩せんや 』 双葉文庫

【あらすじ】
「魔法使いを続けるために、どうか僕と契約結婚してください」
結婚コンサルタントとして働くアラサー会社員・深月は、飲み会の帰り道、行き倒れていた謎のイケメン・キリヤを拾う。
翌朝元気になったキリヤは「自分は魔法使いだ」と告白。
さらに契約結婚を申し込んできた!
断固拒否する深月だが、全ての家事を引き受けてくれるという甘い言葉に負けてしまい、おためしの同棲生活を送ることになる。
利害一致と思われたこの婚約には、しかし隠された秘密があって―。



【感想】
お疲れ気味の結婚コンサルタント×行き倒れ魔法使い。

自宅前に倒れていたイケメンを拾って介抱したところ、契約結婚を持ちかけられた主人公。
彼は自分は魔法使いだと言い、実際に魔法を使ってみせる。
とりあえず婚約=お試し期間からスタートすることになり、同居生活が始まるが……。

見ず知らずの相手を家にあげて即日同居するか?という現実問題に目をつぶれば、かわいらしいお話だった。
今回はあくまで魔法使いとの『契約』結婚までの話なので、そこから先の実際の結婚が見られなかったのは残念。
キリヤが25歳にしては幼い印象だが、まぁ年下ワンコなヒモだと思えば……(笑)。
キリヤと両親との確執(?)に作中では触れられていなかったけど、友人や元カノと同じような感じだったのかね。
主人公は魔法(魔法使い)を知らなかったのにキリヤの同級生たちはなんとなく知ってる風で、この世界での魔法使いの立ち位置ってどうなってるんだろう……という疑問が残った。