日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 罪の鎖に囚われて ~公爵は哀しき乙女に愛を乞う~ / 栢野すばる 』 ハニー文庫

【あらすじ】
兄夫婦が罪に問われ自らも囚われの身となったクロエは、謎の高熱に見舞われる中、公爵のリュシアンによって保護される。
強面なのに不器用な優しさを見せるリュシアンに惹かれ、クロエは処遇も決まらぬ食客の立場のまま一線を越えてしまう。
一族に刑死者がいる限り結婚はできない。
兄夫婦の無実を信じるクロエのため事件を探るリュシアン。
そして彼との恋に身を焦がしながら罪悪感を抱えるクロエは…。


罪の鎖に囚われて ~公爵は哀しき乙女に愛を乞う~ (ハニー文庫)

罪の鎖に囚われて ~公爵は哀しき乙女に愛を乞う~ (ハニー文庫)


【感想】
親代わりだった兄夫婦が罪に問われ処刑され、自身も牢で病に倒れた伯爵令嬢×とある理由でヒロインを牢から助け出した公爵。

作家さん買い。
今回も面白かった!

真面目で不器用なヒーローと真面目で健気なヒロイン。
TLとしての恋愛パートだけでなく、今回は兄夫婦が処刑された罪の真相を探る事件パートもあって読みごたえがあった。
真面目な2人なのでご無体がないのも良いですな。
あのあと一気に3年が経ったことにびっくりしたが、その間手紙はまだかとヒロインを想いながら待てをしてたヒーローに涙が……。
これから存分にイチャイチャしてね。

教姉はヒロインとの関係を本当に知らなかったのか?
ヒーローがヒロインから手紙を見せられた時の反応は……などなど。
も少しページがあったらその辺も読んでみたかったな。
エピローグで語られた、無表情で“全力”を強請るヒーローが可愛くて好き。