日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 溺れてみてよ / 崎谷はるひ』 ルチル文庫

【あらすじ】
駆け出しのダンサー大仏伊吹は、猛暑から体調を崩し、区役所勤務の恋人・佐藤一朗の家でしばらく同居することに。
ある日ランニング中、泣いている少年を見かけ、声をかけようとした伊吹に、彼は「イブキだ!」と声をあげる。
伊吹が出ている動画を見ていたというその少年・湊斗にすっかり懐かれた伊吹。
湊斗は何か事情を抱えているようで…。



【感想】
192cm公務員×182cmダンサー。

シリーズ2作目、『愛されててよ』の続編。
今回も佐藤くんの甘くて穏やかで甘いアレコレが良かった~。
「佐藤くん」「伊吹くん」と呼び合うのもツボ。
皆さんの感想で知った『夜の佐藤くん』も読みたい……。
呼び込み体質の受を心配しつつも、囲って守るのではなく後ろから支えて共に解決していく包容力や、受と恋人になって自身に芽生えた独占欲や怒りの感情を興味深く分析している冷静なのかそうでないのか……な面も含めて攻が非常に好みな作品である。

巻末の、大元作品&スピン作品の登場人物大集合!(1人除く)的なお話は、人間関係がよく分からないけど楽しそうだった。
佐藤くん×伊吹でまた続編が出たらいいな。