日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ナンバーコールを聞いたあと / くもはばき 』 ショコラ文庫

【あらすじ】
新宿歌舞伎町でホストをしている鷹愛は、付き合いで店を訪れたデイトレーダーの政峻の接客につく。
夜の店に似合わない爽やかな風貌の彼は、その日のうちに鷹愛を本指名し、高額なボトルを入れてくれた。
そして一目惚れをした、恋人になりたいと鷹愛に告白をしてくる。
始めは自分の一番の太客になってくれたらと気を持たせる言動をしていたが、徐々に彼の真っ直ぐなアピールに惹かれていき…。


ナンバーコールを聞いたあと (ショコラ文庫)

ナンバーコールを聞いたあと (ショコラ文庫)


【感想】
付き合いで行ったホストクラブで受に一目惚れしたデイトレーダー攻×攻の気持ちを知りながら客として接するうち、次第に彼に惹かれていくホスト受。

映画館やカラオケBOXなどに行く途中で歌舞伎町界隈を歩くことはあるが、ホストクラブはテレビドラマくらいでしか見たことがないので色んな意味で驚きの作品。
BLとしては、受の心の変化が丁寧に描かれているし攻の純情ぶりも良かったと思う。
お馬鹿系の受がホントにお馬鹿で笑った。(キクラゲとか)
ホストクラブで飛び交うお金の額に驚きすぎて、世の中あるトコにはあるんだな~と妙に感心してしまった。
1本の酒に50,000,000円とか皆おかしいよ……。
でもまぁ、書くにあたって取材とかしてるだろうし、実際そういう“太客”も存在してるんだろう。

恋人になっても受はこのままホストを続け、攻はエースとして彼を支えて……という関係を見て、どうせ吐き戻すような酒にお金を注ぐなんてもったいない!
その金で一生2人でラブラブ暮らせばいいじゃない!!と思ってしまう私は、きっとホストクラブに向かない人間なんだろうな(笑)。

ちなみに、昔ヘリに乗ってみたくて調べた時は、30分で6万円くらいでした。
もちろん高くて諦めたよ!


協力書店限定ペーパーは、鷹愛くん寮を追い出されるの巻。
すわ、同棲か!?と期待したのは私だけではあるまい。