日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 軍人公爵のかわいい花嫁 身代わりですが、初夜からとろ甘に愛されてます! / 華藤りえ 』 ガブリエラ文庫

【あらすじ】
ただの侍女であるにもかかわらず王族の遠縁という理由だけで、逃亡した王女の代わりに軍人公爵ヴィンセントの花嫁にされたアンナマリア。
一時しのぎの身代わりに過ぎないと思うのにヴィンセントは優しく、夜も激しく溺愛してくる。
「お前の身体は、お前より私に素直なようだ」
豪華な贈り物に気後れするアンナを桃園に連れ出し、未来の夢を語るヴィンセント。
否応なく彼に惹かれるアンナだが、彼女の出生には実は秘密があって…!?



【感想】
修道院で育ち、母亡き後は王女の財務侍女として宮廷で働いていたヒロイン×軍人公爵と呼ばれる公国を統べる若き王。

伯爵家の血を引いているものの、すでに身寄りのないヒロイン。
王女が血みどろ熊(←?)と噂の軍人公爵との結婚から逃げたため、身代わりとしてとりあえず式を挙げることに……。

身代わりだけど身代わりじゃないので、本人以外からは正式な嫁として扱われているヒロイン。
色々と大事なことを本人だけが知らされていない状態で、ずーっと胸を痛めて悩んでいるのが可哀想。
両親や祖父母のことなんだし、さっさと教えてあげて~。

結局全てを敵にばらされ、ヒロインに関してはいまいち有能さを発揮できないヒーローであった。
ヒロイン、結構現実的で頭も良さそうだから、早い段階で真実と愛を告げても問題なかったような気がする……。