日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 砂漠の王子と忍びの恋 / 野原滋 』 ルチル文庫

【あらすじ】
海外からの客で賑わう観光施設・忍者村でアトラクションの主役をこなす隼人は実は本物の忍者の末裔。
施設を訪れた砂漠の国の王子・サラムに手裏剣体験の手ほどきした隼人は、大のニンジャ好きであるサラムから懐かれてしまう。
母国王家を説得して留学生として再来日したサラムのボディガードを務めることになった隼人はやがてサラムに惹かれて!?


砂漠の王子と忍びの恋 (幻冬舎ルチル文庫)

砂漠の王子と忍びの恋 (幻冬舎ルチル文庫)


【感想】
忍者の末裔×アラブの王子様。
なんというぶっ飛び設定!!と、トンチキ物語を覚悟して読み始めたが、内容は初恋同士の可愛らしいお話でした。

日本文化に憧れる王子様が、兄王子の来日に便乗して日本へ。
そして忍者村で出会った本物の忍者=攻にキラキラした想いを抱き……という展開。

忍者大好きな受が砂漠の国でmy手裏剣を作らせ王宮を傷だらけにしてたり、受の護衛が彼を心配するあまりマンションの天井裏に潜んでいたりと、いやいやいやいや……とツッコミながら読んでしまったよ。
健気な受も可愛いけど、受の手のひらで転がされるファハドもチョロくて可愛かった(笑)。

今回の話とは関係ないけど、攻父と主もそういう関係なのかね。
過去に主の婚約が破談になった辺りに、なんだかドラマがありそうだわ~。

忍者村のショーがとても面白そうで、特に番外編での攻と攻父の攻防は私も見てみたいと思った。
迫力あるだろうな~~。