日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 双子の王子と異世界求婚譚 / 悠月彩香』 ノーチェ

【あらすじ】
突然現れた双子の王子に連れられて、異世界にトリップしてしまった紫音。
なんでも彼らは、継母である王妃から力を封じる呪いをかけられ城を追われているそうだ。
その呪いを解いて城に帰るため、紫音の協力が必要だという。
けれど、解呪の方法というのが彼女が王子たちと愛し合い、子供を産むというもの!?
「これは夢だっ」そう思い込もうとした紫音だが、やけにリアルな事件に次々と巻き込まれる。
このピンチを乗り越えるには、 王子の力を解放する必要がありそうだと気づいて――


双子の王子と異世界求婚譚 (ノーチェ)

双子の王子と異世界求婚譚 (ノーチェ)


【感想】
双子の王子に異世界へ連れてこられたヒロイン×義母に力を封じられ命を狙われている双子王子。

表紙とタイトル通りの3Pもの。
魔術に長けた兄王子と凄腕剣士の弟王子。
それぞれの力を封じた呪いを解くには、ヒロインが2人に抱かれる必要が……というトンデモ設定。

とりあえず、解呪時は1対1なので初心者(処女)にも優しい……と言っていいのだろうか(笑)。
3Pシーンはどっちの王子が(ヒロインの身体の)何処でナニをしてるのか、把握するのがなかなか大変。
とりあえず、弟王子はおっぱい星人だな。

魔を封じたり、ヒロインの愛するデスメタル邪教の呪歌扱いだったり、重要証言(?)を記録したり。
充電問題さえなければ、電波が入らなくてもスマホってお役立ちアイテムですなぁ。
日本に飛ばされたあの人が、現代文明に触れてどう思ったのか、その後どう生きたのかが気になる。

『 オペラ座の恋人(4) / シヲニエッタ 』 オパール文庫

【あらすじ】
財界のプリンス・貴臣の愛を受けながら、女子大生の結花は将来のために就職活動を始める。
彼のことは好きだけど、きっと捨てられる時が来るはず。
そんな不安をかき消すように一途な愛を捧げられ、さらに心は揺れる。
濃厚な甘いキスや執拗な愛撫で何度も絶頂を味わい、渡されたの燦然と七色に光り輝くダイヤモンドの婚約指輪!!
「愛している。卒業したら私と結婚しなさい」


オペラ座の恋人(4) (オパール文庫)

オペラ座の恋人(4) (オパール文庫)


【感想】
両親とのアレコレに決着をつけたヒロイン(と久世家)。
父親はこのまま退場ぽいけど、母親はまた出てきそうだな。
最近、待ちきれなくなった久世家の面々が、かなり好き勝手に動き出してて怖いわ~。
そして千煌さんの報復、エグいわ~。
(そういや、ヒーローの姪は絶対なんかやらかすと思ったのに全然出てこないな……)


逃がす気など全くなく、ヒロインの卒業(というか嫁にする日)をやせ我慢しつつ指折り数えるヒーローと、ヒーローにいつ飽きられても困らないようにと就活を始めたヒロインとの認識のすれ違いは相変わらず。
ヒロインよ、隣の男はすでに大聖堂を予約済だ。
ラストでヒーローがヒロインに捧げた言葉に、彼女は応えるのか。
次巻の展開が気になる。

あ、今回、最後まではされなかったものの、ヒロインがヒーロー以外の男に性的に貶められ穢されるシーンがあるので、苦手な方はご注意ください。

『 オペラ座の恋人(3) / シヲニエッタ 』 オパール文庫

【あらすじ】
美貌も財力も兼ね備えた御曹司・貴臣と過ごすバカンスに胸躍らせる結花。
英国で社交界デビュー、スイスでは富豪令嬢達と友情を交わして幸せの絶頂のなか、疎遠になっていた結花の父が二人の仲を引き裂こうと現れて!?
「結花は私のものだよ。絶対に守る」
貴臣の包み込むような愛に、初めて自分から「好き」と告げる。
甘い愛撫と滾る剛直を最奥に受け、結花の恋は激しく燃え上がる!


オペラ座の恋人(3) (オパール文庫)

オペラ座の恋人(3) (オパール文庫)


【感想】
ヒロインの夏休みに合わせ、国外を巡る2人。
前巻ラストでヒーロー従兄弟が暴露したアレコレは、ヒーローが上手いこと誤魔化し事なきを得た模様(笑)。

途中までは今までと変わらず、2人のいちゃこらばかりで少々飽きかけたが、ヒロインがマナーを学びたいと通った学校を修了したあとから面白くなってきた。
世界的に影響力のある人物や、その身内を次々たらしこんでいくヒロイン。
トルコで政財界の大物たちに印象付け、財閥との大きな仕事をヒーローたちにもたらし、ドイツでは大物ピアニストに師事し……。
うん、全然一般庶民じゃなくなったね、ヒロイン。


トルコのパーティーで長女の鼻っ柱をへし折るのをヒーローが頼まれてたけどさ。
そんなん、それこそ身内がするか、矯正出来ないなら賢い次女の方に継がせた方がいいんじゃないかね。
長女の恨みがヒロインに行きそうで嫌だわ~。

あと、今回千煌さんの過去が本人から語られるんだけど、スイスに送られた理由が未だに分からないって、すごくモヤモヤする。
残り3冊の中でヒーロー父母辺りから真相が聞けるのかもしれないし、それなりの理由があったのかもしれないけど、子どもにはせめて理由を伝えて欲しかったと思う。

ヒロインの方の親子関係は、父親の身勝手さと再婚相手のアホさ加減にイライラ。
こっちも再婚相手からの逆恨み……じゃないな、うらやま恨み(笑)や妬み恨みがヒロインに向かいそうでヤな感じだ。
そのうち母親も出てきちゃうのかなぁ。
またイライラしそう。。。

『 オペラ座の恋人(2) / シヲニエッタ 』 オパール文庫

【あらすじ】
世界的企業の御曹司・貴臣に溺愛され、美しく洗練された大人の女性に成長していく結花。
なのにセレブすぎる彼との差は、結花の心に影を落とす。
せめてそばにいられるペットでいい。
切ない想いは貴臣の甘いキスと愛撫で身体ごと蕩けていく。
「結花は、私のものだよ。もっと奥にあげるから」
独占欲をあらわにした貴臣の甘美な躾に溺れ、本能のまま淫らに酔いしれる情熱の摩天楼。


オペラ座の恋人(2) (オパール文庫)

オペラ座の恋人(2) (オパール文庫)


【感想】
20歳の女子大生×38歳の世界的大企業の御曹司。

大学の春休みが終わり、ベルリンでのイチャラブ同棲生活から日本でのそれぞれの日常へと戻った2人。
無機質な仕事ロボットだったヒーローが家族や秘書らに「お前誰だよ!」と心中で突っ込まれるほどに変わり、ヒロインも2ヶ月間の愛されまくり生活を経て綺麗に花開く。
結果、ヒロインにうるさい虫が寄ってくるようになり、ヒーローは嫉妬だなんだでご機嫌斜め。
お仕置きプレイは構わんが、個人的には食べ物使ったエッチはどうかと思いますぜ。
とりあえず全部食べたっぽいけど、それはそれでどうなのかと色々と複雑な気持ち(笑)。

ヒロインは両親双方の不倫&離婚で男女の関係には必ず終わりがあると思っているので、1巻からひたすら「自分はペットのウサギ」というスタンス。
その部分での自己評価の低さと、いつか来る別れを覚悟し諦めているのは2巻も変わらないので、読む人によってはイライラしちゃうかも。

少しずつ少しずつ……じゃないな。
結構な勢いでガバッと囲い込み、他に目を向けさせてる間に外堀にコンクリート流し込んで埋めてる最中に、ヒーロー従兄弟の不用意な発言で空気が凍りついたまま終わった2巻。
楽しみにしていた夏休みのバカンスを前に、ウサギさんが逃げていきそうだわ~。
ヒーローに殺されるね、従兄弟。

『 オペラ座の恋人(1) / シヲニエッタ 』 オパール文庫

【あらすじ】
「初めて二人で過ごしたあの夜が忘れられない。今すぐ結花を私のものにしたい」
旅先で出会い、一夜を共にした怜悧な美貌の彼がまさか世界的企業の御曹司だったなんて!
ベルリンで、ロンドンで、貴臣から情熱的に求められ滾った楔で貫かれるたび、絶頂を感じて溺れてしまう。
パーフェクトな年上の男に愛され華麗なる大人の階段を上っていく。
結花の恋は今始まったばかり!!


オペラ座の恋人(1) (オパール文庫)

オペラ座の恋人(1) (オパール文庫)


【感想】
オペラやクラシックを深く愛する女子大生×世界規模で活躍する大企業の御曹司。

分厚さに慄きつつ、6巻出揃うのを待って読み始めた。
web版は未読。

夏休みに念願の海外オペラ&コンサート三昧旅行へ出発したヒロインが、旅先で出会ったヒーローと一夜を過ごし、後に彼の寵愛を受けていく話。
……というか、20歳のぴちぴち女子大生に本気になった38歳の悪い大人が、遅い初恋相手を逃がすもんかと囲い込む話であった。
エロエロしいシーンも山盛りである。

ヒーローやヒーロー家族はヒロインが嫁に来ても構わない!な勢いだけど、ヒロインは「自分はペット」だと思っているので、いまのままでそんな話されたら、それこそ脱兎の如く逃げて行きそうだ。
それを捕まえるまで6巻かかるよーって話なのかな。

表紙やタイトルのイメージでなんとなく硬い話(文体)を想像してたけど、意外と読みやすい文だったので、今週はこのシリーズを通勤のお供にする予定。
バッグに3冊入れるとめちゃめちゃ重いのが難点。
明日は2冊にしとこう(笑)。

『 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 / 天壱 』 アイリスNEO

【あらすじ】
8歳で、乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王プライドに転生していたと気づいた私。
攻略対象者と戦うラスボスだから戦闘力は高いし、悪知恵働く優秀な頭脳に女王制の国の第一王女としての権力もあって最強。
周囲を不幸にして、待ち受けるのは破滅の未来!
…って、私死んだ方が良くない?
こうなったら、攻略対象の悲劇を防ぎ、権威やチート能力を駆使して皆を救います!
気づけば、周囲に物凄く愛されている悪役ラスボス女王の物語。
アイリスNEO大賞金賞受賞作!!


悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 (アイリスNEO)

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 (アイリスNEO)


【感想】
自分が乙女ゲームの極悪非道なラスボス女王だと8歳で思い出したヒロイン。
これから先の10年で自分が不幸にしていくはずの人たちを救おうと、チート能力を駆使して悲劇を防いでいくが……。

異世界転生もの、多分1巻目。
よくある悪役令嬢ものではあるが、楽しく読めた。

処刑ENDを回避したいという思いはあるが、どこかで諦めてもいるヒロイン。
なので、ゲームで女王を殺す役目のヒーロー候補たちがヒロインに心酔していても、「あぁ、(本来のゲームヒロインである)妹に見惚れてるんだな」と勘違い。
そんな妹ちゃんはお姉様が大好き。
ヒーロー候補くんたちもヒロインが大好き過ぎて死にそう(笑)。
宰相以外はいまのところ結構いい人揃いだった気がする。
それとも他にも身近に裏切り者がいるんだろうか。

ゲーム内で悪の女王が圧政を敷いて国を崩壊させ、殺されるのが18歳の時。
今回、本編はヒロイン13歳で終わりなので続きが出る……といいなぁ。
面白かったからこの後の話も読んでみたい。


封入の特典SSペーパーは、『彼ら』の剣の稽古風景。

『 私のベッドは騎士団長 疲れたOLに筋肉の癒しを / このはなさくや 』 ノーチェ

【あらすじ】
ふと気が付くと、目の前に見事な大胸筋があった。
それは見事な膨らみを持つ、実にけしからん雄っぱい―亜里沙が目を覚ましたのは、見知らぬ男性の身体の上。
自宅のベッドで眠ったはずなのに、一体ここはどこ…?
訳がわからないながらも、亜里沙はとりあえず大好物の筋肉を撫で回して堪能することにした。
すると、その男は自らを皇国騎士団長と名乗って!?
筋肉LOVEな社畜系OLと堅物騎士団長が織りなす異世界ラブファンタジー


私のベッドは騎士団長―疲れたOLに筋肉の癒しを (ノーチェ)

私のベッドは騎士団長―疲れたOLに筋肉の癒しを (ノーチェ)


【感想】
筋肉を愛する社畜系OL×強面筋肉騎士団長。

異世界トリップもの。
ふと気付くと、見知らぬ男の上で寝ていたヒロイン。
これは夢だと判断し、とりあえず目の前の筋肉を撫で回し堪能するが……。

まず第1章のタイトルが『目が覚めたら雄っぱい』な辺りでアレだが、ヒロインはとにかく雄っぱい好き(笑)。
日本と異世界を何度も行き来する中、その度にヒーローの胸を揉む(笑)。
対するヒーローは、最初こそ不審者扱いしてくるが、以降は盛大な勘違いの元にヒロインを労り心配しまくるいい奴だった。
まぁ、脳内では煩悩が溢れまくっていたが。

ストーリー自体はよくあるもので、騎士団の面々の出番があまりないので団長補佐と副団長をまとめて1人にして、出番増やした方が良かったような気もする。

初出演時にこいつキモくて無理……と思った神殿長が、最後には結構好きなキャラになってたんだけど、やっぱりダメ犬ほど可愛く見えるってヤツなんだろーか(笑)。