日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し / 木元哉多 』 講談社タイガ

【あらすじ】
私には誰にも言えない秘密がある。
私の母は――殺人を犯した。
過去を消しデザイナー業と子育てを両立する律子の前に、母に金を貸したという男と、縁を切ったはずの母が現れる。
築いた地位と娘との日常を壊されてしまう――
恐れた彼女は自宅で母を殴り倒してしまい、さらに数日後律子は刺殺された。
誰が私を殺したの?
蘇りをかけた閻魔堂沙羅との推理ゲーム初の長編小説!



【感想】
シリーズ6作目。
今回はシリーズ初の長編作品。
店舗デザイナー・律子の生前パートだけで200ページ超あるので、いつもよりじっくりと主人公の生き方や周囲の人々を観察しながら読むことが出来た。
この人が自分の母親だったら息苦しいだろうなぁ……とは思うものの、彼女の生い立ちや周辺環境を思えば真っ直ぐ育った方だとも思う。

お約束の10分間はいつも、こんな短い時間で正解にたどり着くなんてムリだよね…って思っちゃう。
私ならきっと、1時間貰っても真相にたどり着けないわ……(笑)。