『 白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます II / やしろ 』 TOブックス
【あらすじ】
「れーのこと、おいてっちゃ、『めー！』でしょ！」
新年の近づく麒凰帝国。
帝都から帰ってきた伯爵家長男・鳳蝶(もうすぐ六歳)を待っていたのは、腹違いの弟レグルス(三歳半)のギャン泣きだった！
背が伸びて、体重もちょっとずつ増えてきたレグルス。
彼の未来を守る為、兄は廃れた領地の改革に本格着手していく。
防御魔術が付与された冒険者用の下着を開発してみたり、販売会社を設立したり、周りの大人たちに見守られながらコツコツの毎日。
そんなある日、レグルスの剣の才能が開花して…！？
「うちの子やっぱり…天才かな？」
お別れするその日まで、今出来ること全てを君に――
親(兄)バカも絶好調！
幼い兄弟の領地経営ファンタジー第2巻！
第7回ネット小説大賞受賞！
1.5万字超の書き下ろし中編収録！
【感想】
領地の財政を立て直すため、会社設立準備を進める鳳蝶(あげは)。
新しい先生や新たな仲間も増え、ますます賑やかになる菊乃井家だったが……。
蝶々＝鳳蝶の羽ばたきによるバタフライ・エフェクトなのか、屋敷や領地に彼の影響が広がっていく2巻目。
この先、領地だけでなく麒凰帝国全体にカレー旋風やパンツ革命が巻き起こる……のかどうかは知らないけど、他の貴族連中から目をつけられて危険な目に遭うのは嫌だな。
巨大なイニシャルGのアレが、嫌がらせ第1弾って可能性もあるしね。
先生や神様たちが目を光らせて、鳳蝶を守り通して欲しい。
噂の次男坊さんは、明らかにあの人だよねぇ。
早くご対面したいけど、会うとしたら謁見とかになっちゃう？
派閥がどうとかは面倒くさいから、何処かの食堂でこっそり会ってジャパニーズトークとかして欲しい。
姫君、イゴール様に続き登場した氷輪様は、想像してたのと違い、控えめで気遣いの出来る素敵な神様だった！
この穏やかさに和むわ～～。
彼にも気に入られ、久々のステータスオープンでなんかまた色々と生えてるのが判明した鳳蝶だけど、いつの日かこの優秀さに両親が気づいて認める日は来るんだろうか。
(いや、来ないだろうな……)
レグルスくんと奏くんのステータスもぜひオープンして欲しい今日この頃ですわ。
