『 嫌われたいの ～好色王の妃を全力で回避します～ / 春野こもも 』 ツギクルブックス
【あらすじ】
10人の側妃を持つ好色王にすら顧みられず、不名誉な誹りを受ける惨めな王妃。
そんな未来が待っているとはつゆ知らず、ルイーゼは今日も健気に縦ロールをキメる。
大好きな王太子の婚約者になるために。
ある日、転んだ拍子に前世の記憶を取り戻したルイーゼは、ここが乙女ゲームの世界で、このままだと不幸な王妃か、婚約破棄のち国外追放の未来が待っていることを理解する。
「それならいっそ婚約者に選ばれなければいいんじゃない？」
そしてルイーゼ(改)は、嫌われる努力を始めるのだった。
学園に転入してきたヒロインにぜひ頑張ってもらいましょう！
【感想】
頭を打った拍子に前世(乙女ゲーム)を思い出したヒロイン。
シナリオ通り王太子ヒーローの婚約者になると、婚約破棄され国外追放。
または王妃になり、『好色王』となったヒーローに相手にされず孤独で不幸な結婚生活が待っている。
平穏な未来のため、大好きな気持ちを抑えて婚約者に選ばれないよう奮闘するヒロインだったが……。
1巻目。
ゲームヒロインと悪役令嬢(主人公)が転生者で、ゲームヒロインの性格が悪いパターンのお話。
これ、ゲームヒロインに騙される人はいるんだろうか……。
目撃者とかそのままだし、色々と杜撰だよなぁ。
金髪ドリル＆キメキメメイクとたっぷりの香水で武装してるヒロインが、着ぐるみレベルで原型を留めていないのがね。
非武装だと心許なくて不安になっちゃうヒロインが、武装解除して登校する姿を早く見たいわ～。
それにしても、未来(過去？)の好色王ヒーローは女嫌いなのによく側妃を10人も作ったよなぁ。
ifストーリーとかで、その辺の事情を読んでみたいものだ。
絶対共感出来ないだろうけど(笑)。
