日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 蠱惑の堕天使 / J・R・ウォード 』 二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション

【あらすじ】
特殊部隊隊員として多くの人の命を奪ってきたジム。
今は大工をしながら仲間とハーレーを乗り回し、明日のことなど考えない毎日だ。
だがある日事故で感電死し、天使からの命を受けて堕天使となって人間世界に戻り、罪を犯しそうになっている7人の人間を救うことになる。
初めに救うのは元上司のヴィンで、恋人がいながら心ここにあらずのヴィンが真実の愛に気づくよう導くはずだったが、あろうことかその恋人は、前夜ジムが一夜をともにした女性で……
魅力的な堕天使の活躍する新シリーズ1作め!
原題:Covet: A Novel of the Fallen Angels



【感想】
建設現場で感電死した、大工(元特殊部隊隊員)のジム。
しかし、死んだはずの彼の前に4人の天使(+犬)が現れ、彼に7人の人間を救うよう命じ……。

シリーズ1作目。
厚さ3cm以上で800ページ超の文庫本。
通勤のお供にしたけど重かった…(笑)。

久々の翻訳ものだったからか最初はいまいちページが進まなかったが、ジムとヴィンがディナーに行く流れの辺りから面白くなってきて、そこからは一気読みだった。
天使により『堕天使』に変えられ人間を救うことになったジムと、目をつけた人間の魂を手に入れようと画策する悪魔(魔女?)との戦いの話……なのかな。
ジムが7人の人間を救うことが出来れば天使の勝ち、悪魔に持っていかれたら悪魔の勝ちで世界が崩壊っぽいけど、4対3でもOKなんだろうか。
それとも、1人でも取られたら負け?
とりあえず、あと5冊出るようなので最後まで気長に待とうと思う。

今後、色欲とか出てきたら女好きらしいエイドリアンがフラフラしないか心配なんだけど(笑)。
1巻の中では、1番好きなのはワンコのドッグ。
2番目はエディかなぁ。
今回成立したカップルは、末永く幸せに暮らして欲しいな。