『 裏世界ピクニック 5 八尺様リバイバル / 宮澤伊織 』 ハヤカワ文庫JA
【あらすじ】
裏世界での夜を越すという目標を達成して、さらに深部への探検が可能になった空魚と鳥子。
日常と非日常を往復しながら、ふたりの怪異まみれの日々は続いていく。
新年早々に開催され、空魚の記憶から消え去った混沌の新宿ラブホ女子会。
明らかになる鳥子の大学生活と知られざる内面。
裏世界の館で暮らす謎の老婦人。
そして、行方不明の男・肋戸の痕跡を追うふたりの前に再び出現する八尺様――
人気爆発のシリーズ第5巻!
【感想】
今回から元ネタの知識を先に入れようと、まず参考文献ページに目を通してから本編を読むことにした。
多少ネタばれはあるものの、自分的にはこの方が分かりやすいかも。
ラブホ女子会……たぶん同系列の横浜店で私もしたことあるわ。
友だちが女子会プランで検索して予約してくれたんだけど、サイトを見ようとしたらアダルトカテゴリーで弾かれてラブホ枠のホテルだと発覚した思い出(笑)。
まぁもちろん、何の怪事にも遭いませんでした!
マヨイガのお婆さんと犬は本当にお婆さんと犬だったのか……。
何も持ち帰らなければ、またあそこに辿り着けるのかしら。
裏世界に、ちょっと形が違うとはいえ普通(?)の動物がいることも驚きだった。
いざとなったら狩って生き延びるのもアリだね。
ラストのお持ち帰り品は、本物の人間なのか裏世界から現実世界への浸食の第一歩なのか……。
次巻はシリーズ初の長編らしいけど、この子も関わってくるのだろうか。
↑ サイン本でした ↑