日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 霊視刑事夕雨子 1 誰かがそこにいる / 青柳碧人 』 講談社文庫

【あらすじ】
中野署の新人刑事大崎夕雨子には、この世に未練のある霊と会話ができる特別な能力があった。
祖母から貰ったストールをしている時だけ、霊を遠ざけることができる。
事件を解決し真実を明かしたい――そうすれば、微笑みを浮かべながら霊は消えていくから。
先輩野島とのコンビが光る、ヒーリング刑事シリーズ始動!



【感想】
霊が見える女刑事と本庁から左遷された女刑事のバディもの。

亡き祖母から贈られた、霊が見えなくなるストールを常に身につけている夕雨子。
能力のことは誰にも言わず、こっそり霊から話を聞いて事件を解決していくんだろうな~と思っていたら、意外とオープンだった。
相棒だけでなく、被害者家族にまで…。
まぁ、相棒が知ってる方がいろいろとスムーズではあるか。

表紙の雰囲気だともっとシリアスで暗めなお話という印象だったけど、実際はライトでさらっと読めるお話だった。
事件に直接関係ないのに協力してくれたクララさんはいい人……じゃなくて、いい霊だったなぁ。
でも、彼女はなかなか成仏出来ないんじゃなかろうか。
夕雨子がたまに遊びに行ってくれたらいいな。
(前畑さんも一緒にクイズ大会するとかね)

次巻は野島が左遷される原因となった事件が絡んでくるようなので、とりあえず読んでみようと思う。