日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ブラッド・ブレイン3 闇探偵の旋律 / 小島正樹 』 講談社タイガ

【あらすじ】
凶悪犯罪者の脳を調べるために設立された脳科学医療刑務所
厳戒態勢の所内は、殺人事件をきっかけにコントロール不能に。
収監者を率い脱獄を試みるのは、美貌の天才犯罪者。
迎え撃つのは、“警察官五人殺し”の「闇探偵」月澤凌士と刑事の百成完。
閉鎖空間で繰り広げられる異能の囚人たちとのデスゲーム。
その中で月澤の絶望的な過去と黒幕の存在が明らかになっていく…。


ブラッド・ブレイン3 闇探偵の旋律 (講談社タイガ)

ブラッド・ブレイン3 闇探偵の旋律 (講談社タイガ)


【感想】
閉ざされた塔(刑務所)で、囚人たちに囲まれ襲われそうな刑事の百成くん大ピンチ!で終わった2巻からの続き。
5人の警官を殺した月澤さんの過去がかなり詳細に書かれていて、本当は被害者なのに辛い目に遭い続ける月澤少年が不憫だった。
殺害もやむなし……とついつい思ってしまったよ。
でも、景嶋は物理的にではなく、社会的に叩きのめして今の地位から引きずり下ろして欲しかったとも思う。

百成くんが色々なものを見落としまくっているので、指導役としてまだまだ月澤さんに側にいて欲しかった。
「相棒」の一言にきゅんときたのは私だけではあるまい(笑)。

『毒の女王』の退場の仕方があっけなかった気がするので、よくある『実はヤツは生きていた!』なパターンで続編(バディ復活)が出ないかな~と思ってみたり。
20億云々の時、電話の向こうに誰がいたのかも気になるしね。

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 ↑ サイン本でした。